August 29, 2008
オレってまだまだやなあ!
さっきCSをつけたら、ウルフルズの15周年のドキュメンタリーをやっていた。
春に一度見たやつだ。
改めてこの日記に記しておこう。
正直、曲が流れていると元気になるような曲が多いので
好きだなぁとは思ってるのだけれど、アルバムを買うほどではなかった。
借りようかなってカンジで。
でもこれを観てたらトータス松本やバンドメンバーの苦悩が表れていて
「鮮度が年々落ちる・・・」
「40歳過ぎて、いかに鮮度を、自分らしく表していくか、
常に頭で考えて、それを続けていくしかない・・・」
「プロでなかった高校生をドラムに入れたときのウルフルズがウルフルズらしかった」
そこにはいろいろと苦悩と闘いながら、ライブを続けている姿があった。
アーティストって、ステージが一番自分らしい人ってなかなかいないのかもしれない。
トータス松本の友人である、スガシカオが語っていたが
「ステージのトータス松本さんが実は自分で、自分のステージイメージが松本さん。本当に繊細でナイーブな人。」だって。
この番組見て、彼らの見方も変わった。
ドラムのサンコンJr.が自分のドラミングが見つからず苦悩していた。
そしてそれがメンバーにも影響してた。
トータスが、テクニカルな話でなく、自分のスタイルのドラムを見せろと言い続ける。怒鳴っている。
サンコンJr.は心がどんどん空回りし、回りを気にし始め、孤立し、
そのドラムは狂っていく。
そこから抜け出せない。
抜け出す方法が見つからない。
メンバーに言われていることの本質が見出せない。
長い時間がかかり、サンコンが吹っ切れたドラミングを見せた。。
吹っ切れた理由を聞かれ語った言葉は、
自分はそう変われない。
自分の良さも、悪さも、人は表裏一体だと思った。
自分の悪さをひっくり返せばそれも良さに変わることに気がついたと。
人には必ずこうしたことは起こる。
チョッパーも一度は辞めた。
今はその試練として受け止めたら楽になった。
松本くんと話し続ける中で答えが見つかったと。
これを以前見たとき、丁度、TVドラマ『あしたの、喜多善男』がやっていてそこで同じ言葉が出てきた。
『あえて孤独になる必要もないし、
強いとか弱いとかよりも、
まず自分自身をちゃんと分かってあげることなんじゃないかって思う。
実はそこからすべてが始まるんじゃないかって思う。
好きなところも、キライなところも、自分だもの。
生きていれば、
良い日もあれば、
悪い日もある。
それも同じで、
『自分の明日』だ。』
不思議だった。
自分の夢はこうなのに、一生懸命やってるのに、でも、現実はこうだって、
誰もが思うことは少なからずあると思う。
そこで立ち止まってしまうこともある。
でもそれは、分岐点を、どうであれ自分で選んできたことだろうし、
そしてそれは自分に何かを教えるために、
必然で起こっていることと受け止めれば、
人生もまた変わってくるのだと僕は思う。
トータス松本が言っていた。
『俺って、まだまだやなぁって、ダメな自分も笑って受け入れるくらいの図太さが人生には必要だ−』
結成15年、デビュー10周年、そこでようやく確かなものを手に入れた彼ら。
それが人生なんだろうなきっと。
気にしなかったので理由も聞いていないが、うちのドラムの家に
トータス松本氏のギターがずっと置いてある。
メイプルネックのFenderUSAストラトキャスターだが、
それはボディがきらびやかに光っているカラーリングで、
ピックアップが銀色のリップスティックタイプだった。
ロックスターっぽいギターに改造されている。
弾く気にならなくて触りもしなかったが、
彼の思いを知ったらそのギターには夢も苦悩も勇姿も
表れているデザインだと気がついた。
今度遊びに行ったら、
音を出させて貰おう。
眠ったままじゃかわいそうだから。
00:58:51 |
optimalboss |
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August 09, 2008
焦り
経験上、
焦ってやってもあまり結果はよろしくない。
のんびりやるって言うんじゃないけれど、
時間が掛かっても、
真剣に、
ひとつひとつをじっくり取り組んで、
結果を出していく、
そして積み上げる、
それが大事な気がする。
プロセスが大切だとも思う。
でも「結果よりも」ではない。
「結果を出すために」、プロセスが大切。
そこを間違えると、
中身の無いものが出来上がってしまう、
もしくは、
何も積み上がらない、
そんな気がする。
そして、
シューマッハのように、
最後まで諦めないこと。
03:30:31 |
optimalboss |
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