Yebisu Room  ITコンサルティング社長の”限りなく個人的な日記”                                     " />

September 15, 2008

ジャズ

先週の夜、目黒ブルースアレイへ行った。

初めて行ったのだが、素敵なところだった。

五反田で夜の打ち合わせを終えて友達がそこで演奏しているので寄った。
先週はちょっと仕事がハードだったので、癒されたかったんだろう。

第一部は終わっていたが、第二部に潜り込めた。

ステージには彼がいた。

井上陽介くん。

今では、日本を代表するジャズベーシストだ。

ここ数年、スウィングジャーナル誌のジャズメン人気投票で第一位を受賞している。

ニューヨークから帰国後、今井美樹さんや渡辺香津美さんなどとツアーやレコーディングをしている。

彼のベースはとても優しい音色から格闘技のような激しいものまで奏でる。


ジャズ界では若手なんだろうけれど、今のジャズ界を引っ張ってるナンバーワンの人たちによる演奏だった。

ジャズは、僕は正直あまり詳しくないのだれど、井上くんというキーワードで聴くようになってきた。

なんだろうな、あの独特な空間がいい。

音楽が専門的に好きなお客さんたちの集まりなのかもしれないけれど、プレイヤーの息きや、表現したいところ、見せ所を、お客さんたちも同じように感じれるもののようで、一体感がまず凄い。
音の世界でだ。

それと、ジャズにはスタンダードナンバーがあり、それを世代、世代のミュージシャンが自分のスタイルで表現しているから、聴く側の層は若い世代から年配の層まで幅広く同じ楽しみを共有している。
隔たり無くだ。

これはとても良いことだなって思ったし、素晴しいと思った。


彼とは中学のクラスメイトで、クラスでギターが弾けたのがふたりだったから、よく放課後にアコギを弾いて歌っていた。
でも、ある日チャーさんや世良正則さんがテレビに現れて。

『エレキ欲しい!』

ふたりともそこから楽器屋めぐりで。

エフェクターなんかも知らないからファズやディストーションのかかった音がどうやったら出るのかわからない。
当時のアンプは割れないし。

『とにかく繋いで大きい音を出したい』だ。

最近の彼との笑い話は、当時スタジオなんか知らないし、スタジオ借りる金無いし、でも大きな音を出せる場所が欲しくて、ふたりで町中をアンプとギターを担いで屋外の公園とかを電源コンセントを探して一日中ヘトヘトになるまで歩いた想い出だ。

二日目にしてようやく見つけて夕日の中で手を取り合って喜んでギターを弾いた。(たぶんへたくそだったはずだが)

今にして見れば、自転車で探して見つけてからアンプを運べば良かったのに、さすが中学生、どうしても見つけた瞬間に弾きたかったんだろうな。

そして彼と手探りで、人生初めてのバンドを結成した。

でも自分がボーカルとギターをやっていたんで、無理やりベースを担当させてしまったけど、結果オーライかな(微笑)

あまり書くと井上くんに迷惑になるといけないからこのへんで。

ひとつだけ言うと、彼はとてもセンスがあったので、ベースを担当させたら数ヶ月で巧くなってた。中二でだ。
高校二年ではもうフレットレスでチョッパーバリバリだったことは書いておきます。


話がずれたが、

今は彼のベースで、

自分はとても癒されている。

素敵な空間をありがとう。





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オジサン



三連休の中日、今日は、とあるライブへ行ってきた。

横浜山下公園前にある県民ホールでフミヤのライブだ。

藤井フミヤのファンなのか?と言われるとそうではないのだが、
数年前に自分が方向性を考え込んでしまったときに、たまたまシブヤでライブがあったのに顔を出してから、たまにだけれども行くようになった。

きっかけは「自分と同世代の男の今をみたくなって」だ。

当時自分の中にはチェッカーズのフミヤがいたのだが、
ステージに現れた姿は大人の男の姿だった。当然だが。

でもステージが始まると、そこにはエネルギッシュで、セクシーな、当時と変わらぬやんちゃなフミヤがいた。

とんがってもいないけれど、丸くもない、イイ感じな、だ。

それを見たとき、男って歳じゃないなって感じた。
そう思わせてくれた。


今日はまた数年経って暫くぶりのフミヤだったけれど、
変わらない姿を見せてくれた。

彼のステージの好きなところは、合間のMC。
今の心境をそのとき伝える。

9月21日でデビュー25周年。

フミヤ自身、僕より少しお兄さんではあるが、今回のステージで印象に残ったMCはこうだった。

「もうオジサンだしね。

音楽、アート、いろいろやってきたんだけれど、
ここに来て思ったのは、ステージで歌ってる自分が一番自分らしいと思ったんで、これからはミュージシャンのフミヤで生きます。

自然にオジサンになって行こうかな、ゆっくりとね。」


伝わったなぁ。

別に歳をとってきて弱くなるんじゃなくて、
自分らしさの中で生きていくことを知る瞬間。

一番難しいこと。

自分を知って、
自分の一番の強みを活かして、
自分にストレートに生きること。

それが一番、強い姿なんじゃないかなって僕も思う。


まわりが女性ばかりで、行くのがとても恥ずかしいんだけれど、
そういう言葉を聞けるのが面白いライブだ。

フミヤが言っていた。

「男少ないから、これからは彼でもダンナでも男連れてきて」







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September 13, 2008

今年の夏も


毎日暑い。
蒸し暑い。

もう季節は秋なんだけれど。


今年初めて梅雨の一時的な寒さを感じなかった。

掛け布団や、ある意味暖房が必要な数日間が毎年あったはずなのに。
他の地方はどうだったんだろうか?

やはり昨年から確実に異常気象を肌で感じてる。

遅いんだろうけど、昨年の秋から環境問題にとても関心を持ち出した。


会社でユニセフや、温暖化の寄付を始めた。
僅かだけど。
水飢饉への支援をしたかったから。
出来ることから。


以前読んだ2020年の米国国防総省のペンタゴン白書の中身が現実感をおびてくるのが怖いな。

今世界の情勢も、わが国の情勢も随分とおかしな状態にあるけれども、改めて自分の生活や、置かれた状態を見つめ直してみなければならないと感じた。
誰もが改めて見てみる時期なんだろう。


今こうして仕事を得られていることって幸せなことなんだよね。
それだけの余裕はあると言うことなんだと思う。
この先の経済からするとね。


みなさんに感謝。


あるミネラルウォーター1リットル買うと、アフリカの水飢饉の地帯へ10リットル水が届くそうだ。

自己を守りながら、他者も守る。
一見矛盾するのだけれど、こうしたシステムをどんどん構築し取り入れるべきだと思う。

その先に未来はあるんだろうな。


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