July 30, 2009
20世紀少年、ケンヂ
新しいビジネスを進めていたらすっかりご無沙汰してしまった。何かに集中するとどうも。
ガンバリマス。
今日は20世紀少年と自分の昔話。
その前にニュース。
大好きなミハエルシューマッハがF1復帰とのこと。
彼は自分にとって人生の師匠。
Charさんと並んで。
一旦現役を離れた王者がどんな伝説を作ってくれるのか楽しみだ。
では再開。
20世紀少年の映画が好きになって第二章のDVDが発売されるのを楽しみに待ってる。
先日映画とコミックスは終わりが違うと知って、ついコミックス22巻大人買いしてしまった。
届いたやつを6巻読んだ。
ここが第一章の境目だからこれ以上今は読めないんだけれど。。
先日中学の同窓会があった。
大手建設会社の上役、大手航空会社の機長、大手クレジット会社の部長、医学博士、銀行マン、バスフィッシングの世界チャンピオンやら、昔の子供たちはすっかり立派なオトナになっていた。
500人くらい学年にいたんだからいろんな人生がある。
小学校からの連中と話をしたとき、自分たちはまるで
「20世紀少年みたいだった」
と話をしていた。
秘密基地を作ったり、スパイや隊員になって野山を駆けたり。
何にもまして近所は万博会場だ。
ギターもロックもそこで知った。
6巻まで読んでさらに驚いた。
コミックスには映画に盛り込まれていない描写がたくさんあって面白い。
冒頭から始まる、学校でお昼の放送部がかける、クラシックやらが嫌でロックをかけるシーン。
小学校6年のときに同じ事をやった。
ケンヂの言う通り、確かに何も変わらなかったけど、やってはいけないと大人たちがいつも言うことを、何故なんだと壊した思いは今でもしっかり残ってる。
今はクラシックも聴くけれど、当時のクラシック○、ロック×が、子供の自分には分からなかった。
でもその思いは結局正しかったんだろう。
今ではそんなこと言う人はいない。
ケンヂたちとの共通点はたくさんあった。
ケンヂのクラスは6年3組だった。僕も6年3組。
ケンヂはプールで泳げなかった。僕もだ。
みんなを誘ってチームを作るリーダー役、それも同じ。
ケンヂは万博に行けなかった。僕も同じだった。
欲しくて最初に買ったギターがクラシックギターだと知らずに購入。それも同じ。
エレキギターをやっと手に入れたケンヂは、その夜、窓ガラス戸に写るギターを抱えた自分の姿に、マシンガンを抱えた無敵な少年のようだったと言ったが、僕も同じ事をした記憶がある。
当時中学二年の自分にはとてつもない武器を手に入れた気が確かにした。
だからと言ってケンヂが自分だとは思わない。
けれど、いろんな出てくる環境や子供のときの気持ちが同じで、まるで自分の日記を読んでいるようでとても不思議な気がする。
ケンヂはその後人生を彷徨って、最後には「正義と平和のために」闘うことに臨む。
もしかしたら、僕はまだ彷徨ってるのかも知れない。
ただ思いはケンヂと同じで、自分の役目を待っている、僕は僕の次のスタートラインを探してる。
自分が自分であると実感出来ること、
自分のすることが例えずっとずっと苦しいことでも満足して造り上げて行けることを。
会社をやっているけれど、小学生や中学生のときのともだちとではないけれど、僕はまだ、今は会社の仲間たちと、秘密基地の中でみんなと一緒に夢を語っているんだと思う。
今は、そんな会社だ。
この歳になってって思う部分もあるけれど、
でも、この歳になってもまだ、探せてることにも感謝しようと思った。
小さいときから占いではいつも大器晩成型。
ならばもう少し探してみようと、コミックスを読んで思った。
そんな初夏の一日だった。
21:00:00 |
optimalboss |
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