August 05, 2009
ノストラダムス
日照りはそうでもないのだが、湿気で関東は暑い日が続いている。
最近ふと過去を思い出すことがある。
20世紀少年の影響が大きいのかもしれないが、些細なことでも人生で起こったことはどこかで必ず繋がっている、そんな気がする。
それは自分の人生がある程度過ぎ去ってみないと感じれなかった。
自分が人から影響を受けたことは自分で理解できるが、
自分が人へ与えた影響は自分ではわからない。
それが良かれ、悪かれである。
自分がどう生きてきたかが個々の人格形成に影響するのだと思うが
その形成要素に出会った人があり、また相手からすると自分がその要素になっていることがある。
今の若い世代の人たちと話をすると、自分たちが同じ年代だったときよりも、ずっと大人な気がするときがある。
物事の見方が冷静である。
政治や経済にも意見を持っている。
今はどの世代でも感じていることだが、若い世代の人たちも
不安や、夢を描けない苦悩、焦燥を言葉から感じることが多い。
ちゃんとしっかり人生を考えてしまう人ほど、のような気がする。
若い世代の人たちが育った時代は、もはやバブル崩壊後だ。
育ちながら耳にするニュースは不安な言語ばかりだったのかも知れない。
僕たちはそういう意味で幸せだったのだろう。
若い世代の人たちが子供の頃不安に感じたのは、
若くしてすでに将来の生活の不安だったとしたら、それは経済や社会のせいだ。
悲しいことだ。
僕たちの子供の頃不安だったのは、ノストラダムス、将来の人類滅亡だった。
それも遠い未来だったのに、そのときはすでに過ぎ去り、
若い世代の人たちが不安に思っていたのかもしれない、
『将来の不安』のほうが的中した。
経済の状況は折り返しを見せているというが、まわりの話を聞くとなかなか大変な状況ばかりだ。
長い目で見たときに本当に折り返したのかどうかは分からないが、市場規模が縮小した今、新たな雇用を起こすには新たな市場を生んでいかなかればならないと感じる。
とくに今はサービスだった事業分野が厳しい。
必要なものしか消費できなくなっているからだ。
ただ時代は次へと向かっているのだと思う。
創造し、やり方を変えていけるとしたら、
逆に誰にでもチャンスのある、そんな状況なのかも知れない。
若い世代の人たちには、今がそのときと、
夢を追いかけて貰いたい。
また明るい世界に戻れるように。
僕も頑張る。
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